2013年06月12日
日本コーヒー文化学会に行ってきました
こんにちは。スッタフの金城です☆
本日東京から戻ってまいりました
まず仙台に行き、それから東京へ、と2週間弱の滞在でした。
それぞれ個人的な用事で行ったのですが、滞在中(6月9日)にちょうど「日本コーヒー文化学会」があったので参加してきました!
コーヒー文化学会に関してはだいぶ前に記事を書いたことがありますので、こちらも合わせて御覧ください♪
今回は第20回大会で、学会創立20週年にあたるそうです。
会場は神保町の近くにある学士会館です。
今大会では学会創立20週年ということで、まず学会の理事や各分科の委員長などがパネラーとなり、「日本コーヒー文化学会20週年 回顧と展望」と題してこれまでの学会の歩みを振り返っていました。
その後は恒例のコーヒー・ブレイクの時間です♪
会場にいる全員にコーヒーが配られます。
ゆったりしたところで、今度はサンティアゴ・パルド事務局長さんの講演「コロンビアコーヒーの現状と未来」です。
スペイン語(通訳付)での講演で、コロンビア生産者連合会(フェデラシオン)の取り組みや、コロンビアコーヒー生産、流通の現状を紹介していました。
ところでコロンビア生産者連合会といえばこのマークでお馴染みの団体です。どこかで見たことのある人も多いはず。
ロバ(?)の隣にいるこのおじさん、名前をファン・バルデスというらしく、コーヒー界では有名なキャラクターです。実写版(?)も存在するそうです(笑)
さて、大きい会場での講演はここまで。
次はお楽しみ、小さな会場に分かれての分科会です!
文化学会にはそれぞれ、
◯社会・人文科学
◯生産・流通
◯地域分科研究
◯焙煎・抽出
◯コーヒーサイエンス
の5つの部門があり、参加者は自分の興味のある部屋へ行きお話を聞くことができます。
私は今回「コーヒーサイエンス」の分科会に参加してきました。
今回のテーマは「コーヒーと健康」。
担当者は学会の副会長をされている廣瀬幸雄先生。
この本の著者です。
廣瀬先生は、2003年にカラス撃退の合金を開発して、イグ・ノーベル賞を受賞したことでも有名な工学者でもあり、金沢大学で「コーヒー学」の講座を開講し、工学者的な飽くなき好奇心と発明心でコーヒーを探求しているコーヒー研究者でもある、とってもユニークな先生です。
ウィキペディアにもページがあるのでもう少し詳しい情報はこちらをどうぞ。
廣瀬先生はこれまでコーヒーの焙煎や抽出を科学的に分析してきましたが、最近は「コーヒーが美味しいのは当たり前」ということで、最近は「コーヒーと健康」について研究中のようです。
会場にいらっしゃっていた『コーヒーの薬理学』の著者、岡希太郎さんと一緒に研究なさっているとのことでした。
先生たちが今注目しているのは、コーヒーに含まれる「水素」。
最近、水素水なども注目されていますが、水素(H)は体内の活性酸素(O)と結びつき、それを水分(H2O)として排出してくれる効果を持つとされています。
この水素がコーヒーにも含まれているわけですが、焙煎の際にかなり減少してしまいます。
そこで、廣瀬先生はコーヒーの水素を残したまま焼くことができる「過熱蒸気焙煎機」を発明しました。
これによりコーヒーの持つ健康に良い成分をより残したまま楽しむことが可能になるそうです。味もまろやかな仕上がりになるとおっしゃっていました。
この他にも廣瀬先生はコーヒーに関するたくさんのアイデア、発明品を残しており、本当に純粋に(そしてアカデミックに)コーヒーを楽しんでいるのが伝わってきます。
お話もとても明瞭で、素人にもわかりやすく、(かなりの量の)冗談も交えながら会場を盛り上げていました^^
終わった後、一緒に写真を一枚。著書にサインまでもらっちゃいました♪
(この写真ではわかりにくいかもしれませんが(笑)、とっても気さくで楽しい方でした)
とってもいい記念になりました~
最後におまけ。一緒に参加した友達と帰りに神保町の喫茶店「伯剌西爾(ぶらじる)」に寄りました♪
神保町は昔ながらの喫茶店がたくさん残っていて良い場所ですね^^古本屋巡りをした後に喫茶店に寄ってその日買った本をチェック、というのが定番のパターンでした。
ということで、長くなりましたが、以上、第20回のコーヒー文化学会報告でした♪
会員でない方も当日2,000円で参加できるので、機会があれば是非一度参加してみて下さい!学会誌やコーヒー豆などのお土産品ももらえますよ~♪詳しくはホームページを見てみて下さい!
それではまた。(金城)
本日東京から戻ってまいりました
まず仙台に行き、それから東京へ、と2週間弱の滞在でした。
それぞれ個人的な用事で行ったのですが、滞在中(6月9日)にちょうど「日本コーヒー文化学会」があったので参加してきました!
コーヒー文化学会に関してはだいぶ前に記事を書いたことがありますので、こちらも合わせて御覧ください♪
2011/09/06
2011/07/01
今回は第20回大会で、学会創立20週年にあたるそうです。
会場は神保町の近くにある学士会館です。
今大会では学会創立20週年ということで、まず学会の理事や各分科の委員長などがパネラーとなり、「日本コーヒー文化学会20週年 回顧と展望」と題してこれまでの学会の歩みを振り返っていました。
その後は恒例のコーヒー・ブレイクの時間です♪
会場にいる全員にコーヒーが配られます。
ゆったりしたところで、今度はサンティアゴ・パルド事務局長さんの講演「コロンビアコーヒーの現状と未来」です。
スペイン語(通訳付)での講演で、コロンビア生産者連合会(フェデラシオン)の取り組みや、コロンビアコーヒー生産、流通の現状を紹介していました。
ところでコロンビア生産者連合会といえばこのマークでお馴染みの団体です。どこかで見たことのある人も多いはず。
ロバ(?)の隣にいるこのおじさん、名前をファン・バルデスというらしく、コーヒー界では有名なキャラクターです。実写版(?)も存在するそうです(笑)
さて、大きい会場での講演はここまで。
次はお楽しみ、小さな会場に分かれての分科会です!
文化学会にはそれぞれ、
◯社会・人文科学
◯生産・流通
◯地域分科研究
◯焙煎・抽出
◯コーヒーサイエンス
の5つの部門があり、参加者は自分の興味のある部屋へ行きお話を聞くことができます。
私は今回「コーヒーサイエンス」の分科会に参加してきました。
今回のテーマは「コーヒーと健康」。
担当者は学会の副会長をされている廣瀬幸雄先生。
この本の著者です。
廣瀬先生は、2003年にカラス撃退の合金を開発して、イグ・ノーベル賞を受賞したことでも有名な工学者でもあり、金沢大学で「コーヒー学」の講座を開講し、工学者的な飽くなき好奇心と発明心でコーヒーを探求しているコーヒー研究者でもある、とってもユニークな先生です。
ウィキペディアにもページがあるのでもう少し詳しい情報はこちらをどうぞ。
廣瀬先生はこれまでコーヒーの焙煎や抽出を科学的に分析してきましたが、最近は「コーヒーが美味しいのは当たり前」ということで、最近は「コーヒーと健康」について研究中のようです。
会場にいらっしゃっていた『コーヒーの薬理学』の著者、岡希太郎さんと一緒に研究なさっているとのことでした。
先生たちが今注目しているのは、コーヒーに含まれる「水素」。
最近、水素水なども注目されていますが、水素(H)は体内の活性酸素(O)と結びつき、それを水分(H2O)として排出してくれる効果を持つとされています。
この水素がコーヒーにも含まれているわけですが、焙煎の際にかなり減少してしまいます。
そこで、廣瀬先生はコーヒーの水素を残したまま焼くことができる「過熱蒸気焙煎機」を発明しました。
これによりコーヒーの持つ健康に良い成分をより残したまま楽しむことが可能になるそうです。味もまろやかな仕上がりになるとおっしゃっていました。
この他にも廣瀬先生はコーヒーに関するたくさんのアイデア、発明品を残しており、本当に純粋に(そしてアカデミックに)コーヒーを楽しんでいるのが伝わってきます。
お話もとても明瞭で、素人にもわかりやすく、(かなりの量の)冗談も交えながら会場を盛り上げていました^^
終わった後、一緒に写真を一枚。著書にサインまでもらっちゃいました♪
(この写真ではわかりにくいかもしれませんが(笑)、とっても気さくで楽しい方でした)
とってもいい記念になりました~
最後におまけ。一緒に参加した友達と帰りに神保町の喫茶店「伯剌西爾(ぶらじる)」に寄りました♪
神保町は昔ながらの喫茶店がたくさん残っていて良い場所ですね^^古本屋巡りをした後に喫茶店に寄ってその日買った本をチェック、というのが定番のパターンでした。
ということで、長くなりましたが、以上、第20回のコーヒー文化学会報告でした♪
会員でない方も当日2,000円で参加できるので、機会があれば是非一度参加してみて下さい!学会誌やコーヒー豆などのお土産品ももらえますよ~♪詳しくはホームページを見てみて下さい!
それではまた。(金城)